ミドくん

ミドリムシには、9種類のミネラルが含まれています。

マンガン

骨の形成に関与するほか、糖質および脂質の代謝に働く酵素や、抗酸化作用のある酵素など多くの種類の酵素の構成成分として、成長や生殖に関係しています。
全粒穀類、豆類、ナッツ、茶葉に多く含まれています。

赤血球中のヘモグロビンという赤い色素は鉄を成分としていますが、銅はこのヘモグロビンをつくるため鉄を必要な場所に運ぶ役割

をしています。このため鉄が十分にあっても銅がなければ、赤血球はうまくつくれないため貧血になってしまいます。
また、銅は体の中の数多くの酵素となって、活性酸素を除去するなどの働きをしたり、骨の形成を助けたりする役割もしています。
かき、するめなどの魚介類、レバー、ナッツ、大豆、ココアなどに多く含まれています。

体内の鉄は、その約70%が血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分になっていて、約25%は肝臓などに貯蔵されています。ヘモグロビンは、呼吸でとり込んだ酸素と結びつき、酸素を肺から体のすみずみまで運ぶという重要な働きをしています。
レバー、魚、貝、大豆、緑黄色野菜、海草等に多く含まれます。

亜鉛

広く細胞全体に存在し、働きはDNAやたんぱく質の合成に関与しています。 血漿中の亜鉛はほとんどアルブミンなどのたんぱく質と結合していて 免疫機能に関係します。
また、糖代謝にも必要で、インシュリンの合成や作用発現に必須のミネラルです。
亜鉛の所要量は 鉄と同じくらいとされていますが 尿や汗の中に排泄される量は鉄の十倍も多く、ダイエットや運動によって不足しがちになります。また加齢によっても 尿中の排泄量が増えます。 DNAや蛋白質合成に関係している細胞分裂に必要なため 不足すると免疫機能が低下します。
カキ・レバー・ウナギ・カシューナッツ・たらこ・ホタテ・アーモンド等に多く含まれます。

カルシウム

カルシウムはその99%までが、骨や歯の中に含まれていて、これらの硬組織を形造っています。残りの1%も血液の凝固作用の促進や、心筋収縮力の増、内分泌腺の分泌の円滑化、神経や筋肉の興奮性を、適当に保つなど大変な役目をもっています。カルシウムは、ビタミンDやリンなどの助けをかりて骨の主成分となります。
玄米 五穀 干しエビ、煮干し、はぜ佃煮、丸干し、乾燥ひじき、ごま、脱脂粉乳、わかめ等に多く含まれます。

マグネシウム

カルシウムではそのほとんどが骨にあって骨が貯蔵庫の役割をしていることは知られていますが、マグネシウムも50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離して、神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや、血圧の維持などの重要な働きに利用されます。
アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、海草類、野菜類、豆類などに多く含まれています。

カリウム

細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。ナトリウムはとり過ぎると高血圧の一因になりますが、その一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。
バナナ、メロン、アボカドなどの果実類、ほうれん草などの野菜類、さつまいもなどのいも類、大豆や小豆などの豆類、魚類、肉類に多く含まれています。

リン

体内のリンはその85%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になっていて、残りの15%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。
魚類、牛乳・乳製品、大豆、肉類に多く含まれます。

ナトリウム

細胞内のカリウムとバランスをとり、細胞の浸透圧、酸・アルカリを調整しています。神経の機能や筋の収縮を正常に保ったり、栄養素の吸収を助ける働きもします。
塩辛い調味料、練製品や加工肉に多く含まれています。

ミドくん

全て体になくてはならないものですね!僕にはバランスよく含まれています(^3^)