ミドくん

ミドリムシには14種類のビタミンが含まれています。

α-カロテン・β-カロテン

色鮮やかな緑黄色野菜などに多く含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化力を持つ栄養素です。体内では必要量に応じてビタミンAに変換され、ビタミンAとしても効果を発揮します。
人体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ったり、視力を維持するために必要不可欠な成分です。美肌効果もあります。
にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、みかんなどの柑橘類に多く含まれています。

ビタミンB1

糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。
豚肉、レバー、豆類等に多く含まれています。

ビタミンB2

主に皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンで、糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える重要な働きをしています。活発に活動し、エネルギーをたくさん消費する人ほどビタミンB2はたくさん必要になります。
レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類などに多く含まれています。

ビタミンB6

たんぱく質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
また、神経伝達物質の合成にも関わるため、精神状態の安定に役立ちます。ホルモンのバランスを整える働きもあり、女性の味方となるビタミンです。
レバー、さんま、まぐろ、かつお、ピスタチオ等に多く含まれています。

ビタミンB12

悪性貧血の予防や神経の働きに不可欠な栄養素で、DNAやたんぱく質の合成の調節や補酵素として様々な代謝に関わっています。動物性食品に含まれ、体内では肝臓に貯蔵されています。
かつお、さんま、のり、すじこ、貝類、チーズなどに多く含まれます。

ビタミンC

体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。これより皮ふや粘膜の健康維持に役立ちます。また、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり鉄の吸収を良くしたりします。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することが期待できます。
果物(とくにかんきつ類やイチゴ)、野菜、いもなどに多く含まれます。

ビタミンD

小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります。
魚介類、卵類、きのこ類に多く含まれています。

ビタミンE

強い抗酸化作用を持つビタミンのひとつで、様々な害を与える活性酸素から体を守る効果があります。
血管や肌・細胞などの老化を防止し、血行を促進するなど生活習慣病の予防に効果があり、若返りのビタミンとも呼ばれています。
アーモンド、落花生、ヘーゼルナッツ、ひまわり油、サフラワー油、コーン油、綿実油などに多く含まれています。

ビタミンK1

血液の凝固に関わり、出血を止める働きがあります。また、カルシウムが骨に沈着する際に必要なたんぱく質を活性化させる働きがあり、骨の健康にも深く関わるビタミンとしても注目されています。
納豆、明日葉、つるむらさき、おかひじき、ほうれん草などに多く含まれています。

ナイアシン

糖質、脂質、たんぱく質から、細胞でエネルギーを産生する際に働く酵素を補助する不可欠な働きをします。これは皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きもすることになります。ナイアシンは不足がすすむとペラグラという欠乏症になることが知られています。
レバー、魚、肉などに多く含まれています。

パントテン酸

糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助する役割をしています。また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しています。これらのことから、皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きもしています。
レバー、納豆、さけやいわしなどの魚介類、肉類、卵などに多く含まれます。

ビオチン

人間の腸内で善玉菌によって合成されるビタミンB群の一種です。皮膚や髪の毛を健康に保ったり、筋肉痛を和らげたりする効果があります。
炭水化物 (糖質)、脂質、たんぱく質の代謝の過程で、酵素の働きを助ける補酵素としての役割も担っています。
レバー、魚介類、乳製品に多く含まれます。

葉酸

たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。このため、赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをしています。
レバーのほか、枝豆、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリーといった緑黄色野菜、いちご等に多く含まれます。

ミドくん

妊娠欠をかせない望栄養素むで人有名・な妊婦葉酸さんには…ミドリムシにも含まれているんですね!